重たい引き戸を快適にする工事(堺市西区S様邸)
数か月前に工事のご用命を頂いたS様より、ご連絡を頂きました。
築50年のお家にお住まいのお母さまが、引き戸を開けるのが大変そうで何とかしてあげたい・・・との事。
ご相談頂いたのは、お母さまの生活空間である1階の引き戸。
洗面脱衣室へ繋がる引き戸も含め、合計5か所。何れの戸も、指を差し込んで扉を動かす「引手」です。
年を重ねると指先の力が弱くなるので、引手の使い勝手が悪くなったのだと思います。
長年ご使用になっているので、扉も敷居も摩耗しています。引手と敷居の画像を見るだけでも、お母さまの日常の苦労が容易に想像できます。
打ち合わせの結果、敷居にVレールを取り付け、扉には戸車を取り付ける事で引き戸の滑りをよくし、扉に取っ手を取り付ける事で開閉しやすくする工事を承りました。
戸車とVレールを付けると、接合面が減るので格段に滑りが良くなって軽い力で扉が動くようになります。
作業開始。戸車を取り付けるため、一度扉を取り外します。
敷居にはVレールを取り付けました。こちらは片開きなので、レールは一本。
こちらは両開きの引き戸ですが、こちらも取り付けるレールも1本だけ。
お母さまが使うのは2枚の扉のうち、いつも決まった方の扉なので、扉の滑りを良くするためのレールは一本で問題ありません。
続いて扉に取手を取り付けます。
今回使用する【㈱シロクマ ハミング取手】は握りやすいφ30mm。
見るからに使いやすそうな取手。お家の雰囲気に馴染んでいますね。
洗面脱衣室の引手は、扉の右側に付いていますが、右側に取手を取り付けると、隣り合うドアの取っ手と干渉するため、あえて左側に取り付けました。
取手の工事と合わせて、仏間の畳を綺麗にしました。
選ばれたのは、ダイケン健やかおもて。イ草と比べて変色しにくく、カビ・ダニの増殖がしにくい。更に汚れにくい畳です。
取手取り付けや戸車取り付けは介護保険の支給対象です。(今回は申請していません)
扉が重い、開けづらいなんてお悩みも(株)中島工務店まで!
岡田でした。