雨水枡泥だめ工事(堺市南区A様邸)
A様邸の玄関近くに設けられた雨水桝・・・雨水枡がどれか分からない?
雨水枡はコチラ。
重そうな蓋を開けてみましょう。
こちらの桝には、赤矢印から雨水が流入し、青矢印から排出される仕組みになっています。
雨水枡には常時水が少し溜まっているのが基本です。つまり流出管(青矢印)と底の間には高低差があるよう作られています。
雨水と一緒に流れてくる葉っぱや泥などを沈殿させ、雨水だけが桝から排出できるように、このような作りになっています。
「泥だめ」と呼ばれる水が溜まる部分。泥だめに溜まった泥や落ち葉は定期的に掃除する事で、桝と管が詰まる事なく利用できるのです。
ということで、先ずは底を掃除してコンクリートを打ち込みます。
底に必要最低限のコンクリートを打ち込んだだけで、流出管と底の高さが一緒になってしまいました。
これじゃあ「泥だめ」が出来ないから、それダメ!
という訳で、現場で知恵を絞って簡易的な「泥だめ」を設けました。(底に窪みを作り、大量の雨水が流れた際にはその窪みに泥が溜まる事を期待して)
この雨水桝から数十センチ先には公共の桝があるため、「泥だめ」がなくても流出管が詰まる事はないかな~なんて思っても、何かをせずにはいられないのが大工の性。
皆様も雨水桝の蓋を開けて、泥だめを確認してみてくださいね。(泥だめがあるのは、雨水枡だけです!)
A様、今回も工事を承りありがとうございました。
岡田でした。